「いいものを作っているのに、なかなか売れない…」
北海道オホーツクエリアの農家さんから、よく聞かれる言葉です。
味には自信がある。品質にもこだわっている。でも、どうやって広めればいいのかわからない。
私、山口慎太郎もビーツとサツマイモの生産に関わる中で、同じ悩みをリアルに経験してきました。この記事では、オホーツクの農家さんが6次化で失敗しないために本当に必要な「ブランドの育て方」を私なりの目線でお伝えします。
第1章:なぜ、いま「6次化」にブランドが必要なのか?
農協に出荷するだけでは、価格の決定権は自分にありません。どんなに手間をかけて育てた野菜でも、市場の相場に左右されてしまいます。
6次化とは、生産(1次)×加工(2次)×販売(3次)を自分たちで手がけることで、価格の主導権を持つ取り組みです。しかし6次化で成功している農家と失敗している農家の差は、実は「商品の良さ」だけではありません。
差を生むのは「ブランド」です。
収穫の喜びをそのまま価格に反映させるための武器、それがブランドの認知力で、そして強力な武器となるのがWEBによる発信とデザイン設計です。どんなに美味しい野菜でも、お客様に見つけてもらえなければ価格は生まれません。
オホーツクという土地のブランド力は全国的に見てもまだまだ伸びしろがあります。むしろ私は、気候変動や不安定な世界情勢だからこそ、「顔の見える農家」が選ばれる、ブランド構築の絶好のタイミングだと確信しています。
第2章:デザインは「飾り」ではなく「信頼」の証
「デザインにお金をかけるくらいなら、その分生産に投資したい」という声をよく聞きます。気持ちはよくわかります。でも少し考えてみてください。
ネットやスマホやリアルな場でも農産品や加工品と初めて出会うお客様にとって、最初の「味見」は口ではなく「目」で行われます。写真の質感、言葉の響きという「視覚的な体験」が、そのまま商品の味を想像させる唯一の判断基準になるのです。見た目(ストーリーも含む)が整っているだけで、なぜ高く買ってもらえるのか。それは、そこに「信頼」が生まれるからです。
見た目が整っていると何が変わるのか?
・素人っぽい写真→「これ、本当に大丈夫?」という不安感。 どんなにこだわっていても、写真が暗かったりピントが合っていなければ、検討すらされずにスワイプされてしまいます。
・プロのストーリーフォト→「この農家さん、こだわってるんだ」という信頼感
この差が、価格の差に直結します。
例えば、私たちグチヤマラボが関わっている緑夢ファームのサツマイモ「オホーツクシルク」は、ストーリーが伝わる写真とSNSによる情報発信、ホームページを整えたことで、次々と可能性が広がりました。進めていくには、味はもちろん自信がありますし挑戦の連続ですが、まず価値を届けるのに変わらなければいけなかったのは「届けるための窓口(見せ方)」です。味を変えるのではなく、その味にふさわしい「正装」をさせること。それがデザインやストーリーの本当の役割です。
第3章:グチヤマラボが提案する「農家のためのWEB活用術」
農繁期は本当に忙しいですよね。毎日SNSを更新したり、ブログを書いたりする時間はなかなかありません。
だからこそホームページが重要です。
ホームページは「24時間働いてくれる営業マン」
一度しっかり作れば、何かの情報のきっかけでお客様が興味を持って調べた際には、あなたが畑にいる間も、寝ている間も、ホームページが代わりに農業に対する自分のストーリーや商品の魅力を伝えてくれます。問い合わせフォームがあれば、全国のバイヤーやお客様からの連絡も自動で受け取れます。
私自身、ビーツを育てているからこそわかることがあります。
「 情報の土台(ベース)」がしっかりしているかどうかが、ブランドの命運を分けます。
どんなに言葉を尽くしても理解するまで読んでくれる時代ではありません。スマホで情報を流し読みする情報過多な今の時代、長い説明文を最後まで読んでくれる人は稀です。しかし「五感に訴える写真一枚」は、一瞬であなたのこだわりを脳に届けます。だからグチヤマラボでは撮影から一緒にやります。現地に足を運んで、その野菜が育った土地の空気感ごと写真に収めます。それがそのままブランドの核になります。
忙しい農家さんでも無理なく続けられる仕組み
・ホームページは作ったあとも月々の管理・更新をグチヤマラボが担当
・季節の情報や新商品の情報追加もお任せOK
・農繁期はあなたが畑に少しでも多く集中できる環境を作りましょう
第4章:まずは「愉しむこと」から始めよう
6次化と聞くと難しそうに聞こえますが、最初から完璧にやる必要はありません。
まず自分の野菜の「ファン」を一人作ること。そこから始めてみてください。
「この農家さんの野菜が好き」「この人から買いたい」そう思ってくれる人が増えること。それが、ブランドの始まりです。SNSでもホームページでも、肩肘張らずまずは、あなた自身の野菜への愛情を発信するだけで十分なのです。
オホーツクには、まだ世に出ていない素晴らしい農産品がたくさんあります。ここは新しい可能性に満ちた地域です。その魅力を一緒に形にすることで、あなたにとっても、そしてこの地域にとっても、大切な価値を育てていきたい。私はそう願っています。
難しく考えなくて大丈夫です。
まずはあなたの作物の価値や、これから描きたい未来について、コーヒーでも飲みながら作戦会議しませんか?
あなたの抱いている「夢」のこと、ぜひ聞かせてください。
グチヤマラボについて
グチヤマラボは北海道オホーツク・網走と札幌を拠点に、農家さんのブランディング・ホームページ制作・写真撮影を手がけています。代表の山口慎太郎自身もビーツ・サツマイモの生産に携わりながら、農家さんの現場をリアルに知り、体感しながら日々挑戦しています。
写真撮影費込みのホームページ制作プランあり。まずはお気軽にご相談ください。
✉ guchiyamalabo@gmail.com
🌐 https://guchiyamalabo.com
グチヤマラボ 山口慎太郎
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