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焼き芋の概念が崩壊した日。オホーツクの海風が生んだ奇跡のサツマイモ『オホーツクシルク』の物語。

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突然ですが、あなたにとって「焼き芋」はどんな食べ物ですか?

寒い日に買う、素朴で懐かしい冬のおやつ。そんなイメージを持っていたりしませんか?

僕もそうでした。あの日までは…。

一口食べた瞬間、頭の中で何かが音を立てて崩れ、美味しさが突き抜けて「焼き芋ってこんなものだ」という、長年積み上げてきた固定観念が、完全に崩壊した瞬間でした。


1. 運命を変えた「一口」の衝撃

その日は、北海道常呂町。緑夢ファームの代表、寺町太智くんに手渡された一本の焼き芋を口にした日でした。

あまり好きではなかった僕からの見た目は、少しカラメルのようなものが表面にチラつく普通の焼き芋でした。でも一口食べた瞬間、脳を突き抜けたのは「これはスイーツだ!」という驚きと美味さでした。

ねっとりと舌に絡みつく、濃厚な蜜の甘さ。それでいて段階がある後味のうまみ。しつこさが一切ない。スイートポテトでも大学芋でもない。これは、焼き芋という名前を借りた、まったく別の食べ物だ。

「絶対に、このサツマイモは日本中に広げていけるものだし、オホーツクの特産品の一つになる。」

気づいたら、そう思っていました。衝動と呼んでもいい。でも今振り返ると、その直感は正しかったと確信しています。


2. 元日本代表の「ストイック」が土に宿る

緑夢ファームの代表、寺町太智くんは異色の経歴の持ち主です。

元・カーリング全日本代表選手。氷の上でミリ単位の戦略を競い、日本のトップに立った人間が、次に選んだ戦場が「土の上」でした。

僕は会社員時代から、彼のホームページ制作や撮影を通じて関わってきました。その頃から気づいていたのは、彼のサツマイモに向き合う姿勢が、完全にアスリートのそれだということです。

土の状態、気候の変化、収穫のタイミング、そして日々保管しているサツマイモに対する徹底した独自の管理。一切の妥協を許さない観察眼と、うまくいかなくても諦めないメンタル。カーリングで培ったストイックさが、そのまま畑に持ち込まれていました。

そんな彼の人間性と、このサツマイモの本物の力に魅了され、気づけば僕は「撮影係」を飛び越えていました。今では一緒にブランドを作り、販路を開拓し、全国に届ける「相棒」として、この事業を共に推進しています。

人は、本物に引き寄せられる。そう実感した出会いでした。


3. 海風が隠し味?「塩味」の魔法、その科学的根拠

「本当に旨いサツマイモの産地は、なぜか海沿いが多いんだ」

老舗の焼き芋屋さんが口にしていた、知る人ぞ知る格言です。言われてみれば確かに、サツマイモだけではなく海水トマトが頭をよぎり海と作物の相性はいいなと感じました。

緑夢ファームがあるのは、北海道常呂町。オホーツク海を一望する小高い丘の上です。

気になった僕たちは、緑夢ファームのサツマイモを成分分析に出しました。そこで驚くべき事実が判明したのです。

オホーツクの海風が運ぶミネラルが土壌に溶け込み、他の産地にはない「微かな塩味」をサツマイモに与えていたのです。

食べて「しょっぱい」わけではありません。スイカに塩をかけると甘さが引き立つのと同じ原理です。その僅かな塩味が、サツマイモのコクと甘みを限界まで引き出していた。これが、あの一口目の衝撃の正体の一つでした。

勘に頼らず、科学で証明できた。これが他所では真似できない、僕たちの武器の一つとなりました。

私たちは、この奇跡のサツマイモを『オホーツクシルク』と名付けました。


4. 寒暖差50度。過酷さが生む「蜜」の結晶

常呂町の気候は、過酷です。

夏は30度を超える暑さ。冬は海に流氷が来てマイナス20度近くまで下がる厳寒。その差は50度以上。本州の農家が聞いたら驚くような土地で、オホーツクシルクは育ちます。

でも、この過酷さこそがオホーツクシルクの最高の相棒です。

厳しい寒暖差が、サツマイモに「生き残らなければ」という生命力を与えます。その結果、蓄えられた澱粉が糖へと変わり、あの濃厚な蜜になる。自然の力が、人工的には絶対に作り出せない甘さを生んでいるのです。

さらに緑夢ファームでは、殺虫剤・除草剤を一切使用していません。寺町くんはいつも言います。「サツマイモさんで安心安全に口福(幸福)を届けたい」と。

だからこそ、皮まで安心して、そして美味しく食べることができる。
ちなみに皮が薄く美味しく食べられるのも特徴です。僕はこの皮がまた大好きなのです!

過酷な大地と、それを守る農家の誠実さ。その両方が揃って初めて、オホーツクシルクは完成します。


 5. 全国へ、そして未来へ

最初は限られていた販路でしたが、変化は静かに、でも確実に起きていました。

本物を知るプロの焼き芋屋さんたちが、一口食べて「これだ!」と言ってくれるようになりました。口コミがじわじわと広がり、今では全国から引き合いが強くなり、生産量は毎年倍々に増え続けています。

僕がこのサツマイモにかける想いはシンプルです。「本物は、必ず届く」ということ。あとはストーリーをどのように届けブランド力を上げていくかです。
ブランド認知が広がっていき、一口食べた人が次の誰かに伝えてくれる。そのブーストしたリレーが今、グングン全国規模で起き始めています。

オホーツクの丘の上で、海風を受けながら育ったサツマイモが、日本中の誰かの「焼き芋の概念」を崩壊させる日が来る。僕はそれを信じて、いつの間にか緑夢ファームの一員になり、家族にもお世話になりながら今日も相棒と一緒に走り続けています。情熱はぐんぐん進んでいるのでまた進捗など書きますので機会があったらまたぜひ見てみてください!

そしてぜひ一度、体験してみてください。あなたの焼き芋の概念も、きっと今日から変わるはずです。


【インフォメーション】
緑夢ファーム 公式サイト:https://midream-farm.com
緑夢ファームサツマイモ専門の 焼き芋屋さんグループ:https://midream-yakiimo.com

グチヤマラボであり緑夢ファームでもある  山口慎太郎


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